親は子供が安全に学校や塾へ通えるように、毎日気を配っていることでしょう。朝早くから駅には大勢の人がいて、出勤や通学に電車を利用しています。日中なら色々な人の目があるので安心ですが、夜遅くなると帰りが心配になります。部活が遅くて、帰るときには暗くなっているとか、塾の終わり時間が遅くなってしまうという子供もいます。思いがけない用事で、家に着くのが遅くなる場合も少なくありません。
夜の駅には、昼間と違って接待を終えたサラリーマンや、飲み会の途中の社会人など色々な人がいます。お酒が入っていると普段はしないような行動をとったり、気が大きくなっている人もいます。何もしていなくても急に絡まれる、という危険もあります。駅の周りでも駅を出てからでも、危険な箇所は存在します。
電車で気を付けること
帰りが遅くなったら、電車の中でも注意が必要です。夜になって利用者が少なくなった駅では、学校の制服や、一目で学生だと分かる場合に、日中より目立ってしまうということが起こります。電車通学の際、自分の周りにどういった人がいるか、よく確認する習慣をつけておくと良いです。電車の乗り降りの際に見知らぬ人がついてきていないかどうか、注意が必要です。
何人かの友達と、連れだって帰宅することがあります。そんな時はついおしゃべりに集中してしまい、観察力が鈍ってしまいます。友達同士目立たないように大声で話さないこと、携帯をのぞきこまれないように防犯を意識できます。
夜遅くなると疲れてしまって、電車の中で眠ってしまうかもしれません。学校の名前や名札など、眠っている間にチェックされないよう気を付けましょう。
電車から降りて気を付けること
駅から出ると、さらに人通りが少なくなっていきます。街灯がきちんとついているような、大きな道を通って帰るように心がけます。駅の近くのコンビニ、ガソリンスタンドといった照明がついていて、数人の人が常にいるところをあらかじめ把握しておきます。明るい場所、目立つ地点で、家族の迎えを待ち迎えに来てもらっても良いでしょう。
自転車を利用して自宅まで帰る場合は、防犯カメラがある場所に自転車を停めておくようにします。自転車を使用する場合も、大きな道を通って帰ることが重要です。
安全に帰ることができるよう、電車通学で使う道を前もって家族で話し合うことは大切です。親が自分の帰るルートを知っているなら、何かの時に素早く対応ができます。