子供が通学中に事故や事件に巻き込まれてしまう、というニュースを聞くことがあります。大人ももちろん、防犯に気を付けなければいけませんが、子供はさらに防犯意識を高める必要があります。大人なら当たり前に分かっていることが、子供には思いもつかないこと、というのはよくある話です。
例えば、迷子になった子犬を探しているといって子供に近づく人がいます。子供が好きなものや、子供の優しさにつけこむ犯罪が起こっています。また、電車通学をしている子供なら、大勢の人が周りにいるので誰かが悪意をもって自分に近づいてきても分からないということがあります。
どんな危険があるか、ということを子供が理解していると防犯の助けになります。
様々なサービス
子供が安全に電車通学をするために、色々な見守りサービスがあります。それぞれの会社によってサービスの内容は異なりますが、子供がどこにいるかを、親などの保護者に連絡するサービスが一般的です。
まず、サービスに登録し子供と親の情報を入力します。電車通学を行う場合は、どの駅を使うかについても入力します。ある会社では、電子カードや電子マネーなどの機能を使って子供がそれらを使ったとき、駅の改札を通過した時に、利用した駅や時間といった情報をメールで親に通知します。駅から出た時も同じように連絡があります。これによって、親は子供が電車に乗ったかどうかを確認でき、無事に学校まで向かっているかどうかを把握できます。
学校帰りが遅くなりそうなときも、時間を連絡してくれるので安心して子供の帰りを待つことが可能です。
サービスを賢く利用する
どんな防犯システムも、使い方を誤ればきちんと機能しません。そのため、通知サービスを利用する際も、いくつかの注意が必要です。
登録の際には、個人情報をきちんと扱うようにします。子供や親自身の情報が漏れてしまうと、誰かがなりすましても分からなくなるからです。最近は、個人情報をメールやオンラインで送付できる会社も多くなっています。送付先を間違えて、不要なところに情報を公開しないよう注意が必要です。
親がメールを受信しても、すぐに確認できなければ防犯の意味がありません。会社によっては、複数の人に通知ができるように設定できる機能もあります。家族のうち通知が届くのは誰が良いかを話し合って、登録します。その会社でどんなサービスが受けられるかをよく見て、申し込みを行いましょう。